めでたく廃業しました!
昨年の5月に会社を閉じました。
理由は売り上げの低迷・・・です。業種を考えても回復の見込みは無く5年後10年後は絶望しかありません。
そんなわけで傷口が広がらないうちに辞めることにしました。立ち上げから15年、ここまでよくもったなぁというのが感想ですが、特に会社に対する思い入れもなく清々しい気持ちであります。
借金については在庫処分などで残った現金と自分の預金、そして恥ずかしながら親に面倒をみてもらい完済となりました。
父親が認知症になった
身軽になった今、さてこれから人生どうしようかと考えていましたが、ここ近年軽い認知が始まっていた父親の認知症が悪化してきました。
それならこのまま実家に住み着いて、借金返済のお礼代わりに無職のまま認知症の親の面倒をみてのんびり暮らしていこうと考えていましたが、思わぬところで人生の分かれ道が待っていました。
昔の取引先から・・・
実家での暮らしが始まって半年ほど経ったころFBのメッセンジャーに昔の取引先の社長から「お元気ですか?東京で食事でもどうですか?」とメッセージが。
早速行ってみると「お仕事辞めたのであればうちで働きませんか?」と。
父のこともあったり、今更サラリーマン勤めができるのかと考えていましたが、なんと役員待遇とのこと。
53歳でサラリーマン経験がないボクにこんな好条件はありません。親にも相談しましたが「行ってきなさい」と一言だけ。父親をデイサービスに通わせる段取りをして地元を旅立ったのでした。
社畜へ
元経営者ほど使えない人材はいないというのがボクの持論ですが、今自分の身をもって体現しているところです。
そして飛び込んでみたところは今までの業種とは似て非なる世界、知らないことだらけです。役員とはいえ全体を把握するために伝票業務から教えてもらっていますがなかなか覚えきれないボク。。。恥ずかしい限りです。
社内の労働環境も正直かなりブラ・・いや特殊(表現はこの程度にしておきます)サラリーマンってこんなに厳しい世界なんだぁと感じているところです。
朝5時に起きて7時半には出社、帰りは19時。今まででは考えられないくらいハードな毎日です。世の中にはもっと労働時間が長い人はいくらでもいるかと思いますが自分の中では十分社畜認定って感じです。
それでも東京の生活は楽しい
今のところ平日は疲れ果てて夜は大好きな飲み歩きはできていませんが、帰りの道中に「今度ここ行ってみたいなぁ」などと心の中で思いながら帰路につくのがささやかな愉しみになっています。なんだかんだ東京での生活は刺激があって楽しいです。
さて、これからボクの人生はどうなっていくのか。サラリーマン生活はどこまでもつのか!はっきりいって不安しかありません。
また経過を綴っていこうかと思います。
ではまた!