りゅうちぇるさんのタトゥーに賛否が巻き起こっています。
タレントのりゅうちぇるさんが自身のタトゥーを公開したことに賛否があがっています。
賛成派の人は「自分らしさ」や「それぞれの価値観」などをベースに支持しているようです。反対派は「タトゥーは日本ではネガティブなイメージがある」そのせいで「子供がプールやお風呂にいけない」だとか「一般社会では受け入れられない」などの意見がありました。
ボクは単なるいち小市民ですが、今回の件も含めこんなふうに思った次第です。
世の中「自分らしさ」を重視しすぎてない?
ここ10年、いや20年くらい前からでしょうか、ボクの中で世の中が「自分らしさ」ってものを前面に押し出しすぎて周りの人に対する思慮が足りなくなってきているような気がするんですよね。
例えば卓球の張本選手の「チョレイ」。
自分自身に気合を入れるためにやっているようですが、基本自分がポイントを取った時にやっているわけですよね。あれやられた相手選手はすごく腹立たしいと思うんですよ。そのうえ勝った瞬間に自陣のコーチにハグしに行っちゃったりして・・・先に相手選手に握手しに行けよって思うわけです。敗者に対する敬意や優しが感じられないんですよ。
同じような話で先日行われた夏の高校野球。
これについてはちゃんと審判が注意したということでボク自身はスバラシイことだと思います。
この話もチョレイと同じで相手選手に対する配慮が全く抜け落ちていると思います。でもマスコミはチョレイの映像を称賛とともに放映しています。勝てば官軍なんですかね?って思っちゃいます。
どっちの選手も相手選手に腹を立てさせたり、傷つけたりしたうえでの「自分らしさのアピール」としか思えません。こんな自分らしさは本当に必要なことなんでしょうか?
張本選手の親は「気にせずドンドンやれ!」と言っているようですが、やはり親の教育の仕方に問題があるんじゃないですかね。
ちょっと話が逸れてしまいました。りゅうちぇるさんに戻しましょう。
価値観は人それぞれ?
タレントの眞鍋かをりさんはタトゥー肯定派のようですね。
それはそれで間違いないことですしそこは同意できるんですが、それを他人が不快に感じるのを分かっていながら公開する必要があるのでしょうか?
ガッツポーズは小さく作ればいいし、相手を威嚇するような大きな声は心の中で叫べば相手を不快に思わせることは無いはずです。
タトゥーだって家族への覚悟と言うのなら家族だけに見せればそれでいいじゃないですか。それじゃあダメなんですか?
子どものことを本当に考えているのか?
りゅうちぇるさんは、自分がタトゥーを入れることで子供と行ける場所が減ることは理解しているようです。
でもこれって子供のこと以前に自分の思想(自分らしさ)を優先しているってことですよね。この子が「パパとプールに行きたい」と言われた時になんて答えるのかな。「こんな世の中が悪い」とでも言うのでしょうか。子どもと色んな場所に行きたいという思いがあればタトゥーなんて入れなくてもいいと思うんですけどね。
彼が今生きている芸能界はタトゥーには寛容かもしれません。でも一般社会はそうではありません。外から見えるところにタトゥーがあったら普通の市民を相手にした職業には就くことは少なからず難しくなるはずです。それは偏見でもなく相手に「威圧感」や「恐怖心」を与えるからです。そういう感情が起こるのは日本の「歴史」であり「風土」なんだと思います。
人は見かけで判断してはいけない
ロンブーの淳さんはこんなことを言っています。これにも反論の余地はありません。
ボクの知り合いに全身ガッツリタトゥーが入っている奴がいますがすごくいいやつです!本当に。でも昔は関東の暴走族でした。今いいやつ、でも昔は悪いやつだったんです。
その彼は絶対にタトゥーを見せびらかしたりしません。大勢で一緒に温泉旅館に行った時も長いタイツを履き上も長袖Tシャツ。そして絶対に僕たちの前では脱ぎませんでした。だからSNSで公開してるりゅうちぇるさんが薄っぺらく見えて仕方ありません。
で、最近会ったその知人のスーツ下のYシャツの袖からちらりと見えたのは、タトゥーを消した痕跡でした。その筋では褒められたことも一般社会では後悔してしまうシロモノでもあるんです。
まとめ
あくまでもボク個人の考えですが、みなさんは今回の騒動をどう思いましたか?
タトゥーを入れるのはその人の自由です。それも個性です。でも周りにいる人がどう思うか?自分や子供の居場所を狭めていないか。わざわざ公開するべき事柄だったのか?これは偏見なのか?いろんなことを感じます。
でも、一度入れたらきれいには消せないことも忘れずに・・・
では。