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リスケへの道(3)土地売却をめぐる攻防

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一生持ってるだけの土地だと思っていたのが

なんとなくスムーズに進んだリスケジュール(返済猶予)でしたが、こんなことがありました。

僕は以前、亡くなった祖母から譲り受けた土地を所有していました。

田舎の古い住宅街にありこの土地を買うやつなんかいないだろうと思っていましたが、ダメもとで「売地」の看板を立てました。看板設置から2年ほど経過してから、なんと土地が売れたではありませんか!税金やら手数料やら引かれておよそ800万ほどが手元に残りました。

リスケを実行している今新たな融資は受けられない。そんな状況の中、何かあったときに心強い資金となりほっとしたところでした。うん、これで資金繰りに窮した時にはとりあえずしのげそうだと・・・。

 

え、!?なんでバレたの???

土地が売れたことで少し気持ちにゆとりができた!中小零細企業の経営者は口座に残高が多ければ多いほど気持ちが安定するものです(笑)

そんなある日、地銀から1本の電話が・・・「社長、売れた土地の件ですが~」と。

一瞬バレてはいけないと思い「なんの話?」ととぼけてみたのですが「年に1回調べているんですよ」ちょっと勝ち誇ったような声。

そう、その土地は以前父が経営していた会社の担保となっていて、廃業の際担保を外したのち僕の所有になっていたことを銀行を知っていたのです。

でも、まさか法務局まで行って調べているとは!痛恨の極みだぁ!!

そこから土地の売却金をめぐる攻防が始まったのでした。

 

担保に入れていない土地のカネは俺のものだ!

これ、2chの自営業スレに書き込んだら信じてくれる人は少なかったんですが、トータルで借りた約4000万の中で担保付のものってほとんどゼロなんですよ。起業する時の1000万だけは父に保証人になってもらいましたが、その借り入れの残債は現在は100万程度になっています。

ですので現在の借り入れ残高約3000万のうち約2900万は無担保ってことなんです。(保証協会付きが半分くらい)

まぁ起業後3年間は黒字でしたので銀行もすんなり融資をしてくれてましたし、土地の取得も起業後でしたので。

そんなこんなで金融機関に明るみなった土地の売却。情報を掴んでいた地銀と信金はソッコーで「売却代金の内入れ」を要求してきました。

 

信金は「借り入れ額が減れば利息も減りますし」とやんわり言ってきました。そんなの計算すれば利息が減る分なんて月々数千円だってことぐらいすぐ分かりますよ!手元資金が減るリスク考えたらそんな子供騙しな提案に乗るわけもありません。ということで信金はすんなり手を引きました。

 

地銀はやはり信金より強硬です。

「内入れしていただけないようですと今後の返済猶予も難しくなってきますよ~」口調は柔らかですが言ってることは半分脅しです。

僕はこう切り返しました「もう銀行さんはうちを助けてくれないんですよね?もう金を貸す気ないんでしょ?だったら自分のカネでなんとかするしかないんだし。だいたい担保にも入っていない土地のカネの使いどころはこっちの勝手でしょ」

更に言いました「返済猶予を辞めて困るのはどっちですか?うちですか?銀行さんですか?」

銀行員「・・・」

僕「それ、分かってて脅しかけてるんでしょ?担保ゼロで何も取るものがない状況なんだから返済猶予辞められて困るのは銀行のほうだから。踏み倒されるよりわずかでも元金の返済と利息取れてるうちは銀行も有難いでしょ!?」

ちょっと強く出過ぎたかなと思いましたが、債務者としてどうふるまうべきかの情報収集はしっかりしていましたので銀行が引き下がると確信していました。

 

持ってないのが最強!

多分、今回と同じようなケースだと真面目な人はきっと脅しに屈して、銀行に全額差しだしちゃったりするんだろうなと思ってしまう。

お金ができたら家族や会社のために温存するべし!そして僕のように無担保かつ資産ゼロが銀行に対しては最も強いということ。仮に今回みたいに現金が出来たとしても使いどころの優先順位はしっかり考えよう。

1番 家族や自分の生活

2番 会社や取引先

3番 税金

4番 銀行

この順番ですね。

あー、でもまだまだ戦いはつづく!